「愚者は自分の失敗に学ぶ 賢者は他人の失敗に学ぶ」を肝に銘じます 「ジェーン・スー 相談は踊る」
こんにちは。マシマシでっす。
僕は、ラジオをたまに聞きます。
FM、AM、TBSラジオ、JWAVEなど各局ありますが、一番好きなのはどの局か。
FMは少しシャレオツすぎてとっつきにくいし…。AMはオールナイトニッポンが面白いよねえ…。
でも、一番好きなのはTBSなんです。
理由は、一番企画性に力を入れている気がするんですよね。メジャーでは全然知られてないけど、しっかり実力を持った人をパーソナリティーに連れてきて、その人の得意分野にしっかりマッチした番組作りを行い、知識欲が満たされる番組が、TBSは多い気がします。裏方のディレクター、プロデューサーが、すごく頭使って企画作っているんだろうなあ、と勝手に思ってます。
さて、今回取り上げるのは、そんなTBSラジオで2014年から2015年にかけて放送された番組の一部をまとめて書籍化した「ジェーン・スー 相談は踊る」です。
「作詞家、コラムニスト、生粋の日本人で人生の酸いも甘いもつまみ食いした」(←これ、恒例のあいさつです)ジェーン・スーさんがゲストMCと共に番組に寄せられた相談に答えていく、という番組です。今回の書籍版は、2014年4月から12月にかけて放送された相談とその回答のうち、えりすぐりがまとめられたものです。
さて。この番組を聞いてた時も思い、この本を読んでも思ったのですが、「相談したい!!!」
もう、相談への回答がいいんですよ。ジェーン・スーさん自身、女子としてこじらせた過去を持ち、仕事に悩み恋に悩みを行ってきた、まさに「人生の酸いも甘いもつまみ食い」してきた人。既にある程度自分のコンプレックスと距離を置くことができ、また、その頃を冷静に分析し自分の中で整理し終えている人であるため、悩み苦しむリスナーをある時は論理的に諭してくれ、ある時は情緒的に寄り添ってくれます。
ジェーン・スーさんの回答を聞いていると、悩んでいる人が今歩いている道は他の誰かが実は既に歩いている。その誰かに手を差し伸べてもらえることが、とても羨ましくなります。人が悩むことって実はある程度普遍的なんだ、とこの番組を聞いていると気づかされます。そして、先に悩んでいただいた方がいることにとても感謝したくなります。
この本を読んでいると、実は僕の今までの人生も、誰かに相談すれば、余計な回り道をしなくて済んだのではないか、と思えてきます。そして多分、相談する人がしなければいけないのは、きちんと信頼できる人を相談先に選ぶのはもちろん、自分を特別視しないことだと思いました。
他人の失敗談を聞いたとき、自分だけは同じ轍を踏まない、とか、私はそんなに愚かじゃない、とか無条件に自分のことを信用しない方がいい。むしろ、自分もそういう失敗をするものだ、と考えてリカバリー方法をしっかり予習しておくこと。それが大事なんだろうなあ、とここ最近の自分を考えると思うのです。
僕も、誰かの為に率先して失敗していこうと思いました。