ナンパと評論をごった煮にすると謎肉になります

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羽生理恵さんtogetterまとめと広田レオナさん吹越満さんtogetterまとめを見て、個人メディアも嘘をつく可能性を考える

マスコミに対して個人が戦える時代がやって来た、というのがこのふたつのtogetterまとめを見ての感想。

 

togetter.com

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マスメディアはこれまで、事実の報道を(少なくとも建前上では)謳ってきた。僕ら一個人はその事実を精査する術を持たず、黙って受け止めるしかなかった。ゴシップ記事もかなり疑わしいとは思いつつ、それを「どうなんだろう?」と疑いの気持ちを絶やさぬように眺めるしかなかった。

しかし、個人がメディアを得たことで、新たに違う軸から発信された情報を受けることができるようになった。大手メディアとは違う観点からの情報が発信され始めた。「それ、実態とは違うよ」という個人の発信を受け止めることができるようになった。

 

ぱっとみ、これで真実に私たちは近づけるようになったと思える。でも、一概にそうとも言い切れないように思う。今は、その個人の証言を素直に信じる風潮があるけど、今後は、個人の発することもまた疑いの対象になっていくだろう。個人メディアもまた、マスコミと同じように、人からアクセスを得る為に嘘をつけるメディアだから。

だから私たちはかれから、より真実に近づくためには、より自分で考え選ぶことが求められる。どちらの言うことが真実か。あるいはどちらも真実ではなく、その二つのどちらもが真実な場合もあるかもしれない。より自分にとって説得力の高い情報はなにか、一つ一つ精査してきく技術が求められるだろう。

 

個人的に、このように情報氾濫がおきる中で、マスコミにはこれまで以上に精度あるキュレーターの役割をはたしてほしいな。大手マスコミはその辺をむしろ飲み込んでいって、より今ある事実を深く精査し、様々な角度からみた真相をいくつも提示できる存在になってほしい。

事実は一つだけど、そこから推測されるストーリーにはA、B、C、Dいくつかあります。みなさんはどれだと思いますか?というように。

 

そう考えると、今朝のニュース番組が、新聞からの記事を引っ張ってきてニュースを作るのは、時代の要請も確かにあるんだな。一つの考え方を俯瞰から眺めた人の意見を聞くことで、自分ならどんな意見が納得できるか、を考えることができるから。

だから、今、ワイドナショーが面白いのか、と妙に納得。

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