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ナンパと評論をごった煮にすると謎肉になります

ナンパの計画と書評について書き込んでいくブログです。時々時事ネタ入れます。よろしくお願いします

可愛くない子へのナンパはかえって成功しにくい気がするのはなぜだろう?

ナンパ 読書 感想 2016 読書 感想 河出書房新社

以前、下北沢駅前でナンパした、お世辞にも可愛いとは言えないようなメガネをかけた女子と僕の会話だ。

僕「こんばんは。お姉さん、可愛いですねえ」

メガネ女氏「いえ、そんなことないです全然」(真顔)

僕「いやいや、可愛いですよ~」

メガネ女氏「いや、マジで、そんなはすないんで」(やはり真顔)

僕「…」(あまりに強く否定され、それ以上追いかけられず)

 

このように、可愛くない子をナンパに誘っても、どうにも(可愛い子に増して)ノリがよくないことがある。ガン無視ならまだわかるが、普通に応答、コミュニケーションした上で、「可愛い」などを頑なに否定する。私はずっと不思議に思ってきた(これはナンパに限らず通常の恋愛にしてもそうだ)。

 

恐らく、普段男性から誘われることのないあなたにとって、数少ない異性に誘われたチャンスですよー。のらない、なんてことありえませんでしょーって(すごく失礼ですね。ゴメンナサイ)

 

でも、これがなぜか、なんとなく納得できました、最近、いくつかの、女性の考え方、人生に関する本を読んで。

1、僕が、男性として見られていない

2、女性自身が自らの女性っぽさを持て余している

大きくは、この二つが理由として考えられるんだろうな、と思いました。

 

1、僕が男性として見られていない

 

男って、と書き出して男性の特徴について書こうと思ったのですが、男全般に当てはまるか分からないので、僕は、と書き出しますね。僕は、彼女にできるストライクゾーンが、けっこう柔軟です。そりゃ、最初にいいな、と思うのは可愛い子が多いです。けど、あんまり可愛いと思ってなかったが僕の友達と付き合い始めたらしい、とか、最近よく話すようになってこれが意外と楽しい、とかそういう状況の変化で今まで全然眼中になかった子をいきなり気にするようになります。

でも、女性って、そういうことが少ないんだな、とこの本を読んで思いました。初対面時に振り分けた、「将来彼氏候補」「ずっと友達」のカテゴライズが動くことがないそうです。

角田光代氏、穂村弘氏共著の「異性」に以下のような一節があります。

 

ところで、長々と、女性の好みがいかに狭く変わりづらいかを書いたのだが、ひとつ、疑問がある。男性は、好きでもない女の子にチョコレートをもらったり、自作の歌の入ったテープをもらったり、食事を作ってもらったり、はたまた歩道橋で抱きしめられたりして、うれしいのだろうか?「好きな人」か「まあまあ」か「眼中にない人」のうち、どこまでだったらうれしくて、どこまでだったら迷惑なんだろう?はたまた、そういうできごとによって、眼中外から好きな人へのまさかの格上げなんてことも、あり得るのだろうか?と訊いているからには、もちろん、女性にはめったにないのだ、そんな下剋上

 

と、角田光代氏が書いているとおりです。だから、僕が今までアプローチしてくた可愛くない子は、特に僕のことも相手にしてなかったのでしょう。男から気に掛けられたって、もともと眼中にないやつはいつまでも眼中にないってか。くそう、悔しいよ、あたしゃ。

 

 2、女性自身が自らの女性っぽさを持て余している

あと、もう一つ理由があると感じました。それは、女性自身が、自分が女性らしく見られることに照れのようなものを感じ、そのように見られていることを黙殺してしまう、という場合です。以下はジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」からの抜粋です。

 

残酷ですが、世の中には幼少期より親のみならず他人からも「かわいらしい女の子ねぇ~」と評されて得(たとえばアメをもらったり)をしてきた女と、そうでない女がいます。この時、世間が女児に投げかける「可愛い」の質量は、小ささや弱さだけではなく、見た目や振る舞いの画一的な子供らしさや、ビジュアルの善し悪しと比例します。

可愛さ格差が生む大人からの扱いと、享受する好機の差に愕然とした「そこまではかわいくない女児」たち、たとえば私などは、幼児期に親以外からの扱いで自己を肯定するのがとても難しかった。

(中略)

可愛らしさを通行手形にして人生関所をらくらく通過する女たちを横目に、可愛らしさとは無縁の女たちも、人間軸での通行手形を手に人生関所を悪戦苦闘して通過します。彼女たちは自力で難関を突破する度人間としての自信を付け、女の可愛らしさなど、弱者のレッテルと同義に思うようになる。

 

僕が声をかけた女の子が、ここまで可愛さを憎んでいたかどうかはわかりませんが、どんな男であっても「カッコいい」と言われたらお世辞でも照れるのに対し、女性は自分に向けられた「可愛い」に嫌悪を示す人もいるようです。僕が想像していた以上に、女性は自身の容姿を幼少から強く意識せざるを得ない環境にいるようです。これは、非モテ男性にとっての、リア充アレルギーに近いものを感じます。羨ましさが僻みに転嫁してく感じとか。

 

なんか、こうして考えると、こじらせた女性は、男性以上に恋愛市場に行くのが難しい気がします。ストライクゾーンは相手からの好意に無関係な上に、男が女に魅力を感じる大きなファクターの一つである「可愛さ」「弱さ」を自ら倦厭しているところとか。

まあでも、女性の方が男性より現実認識は適切な気がするから、この辺の現状踏まえたうえで、しかるべき手を打っていくのかなあ?