ナンパと評論をごった煮にすると謎肉になります

ナンパの計画と書評について書き込んでいくブログです。時々時事ネタ入れます。よろしくお願いします

11月ナンパ計画

こんにちは。マシマシでっす。 11月のナンパの目標です。

トランプ大統領当選翌日の朝刊の社説を読み比べてみた トランプへの期待度は6紙でどのような違いがあるのか

ドナルド・トランプ、アメリカ大統領当選が決まりましたね。 トランプ当選翌日11月10日の主要新聞6紙の朝刊の社説を読み比べてみました。 各紙で言っていることがそれぞれ微妙に、というか、けっこう違っていて。具体的にどう違っていたかを見ていこうと思い…

芥川龍之介 「西郷隆盛」 歴史と論理は利用手段でいいと思う

こんにちは。マシマシでっす。 今回は、歴史について少し考えてみようと思います。 歴史ってどこまで正確か、わからないですよね。なぜかって? 今、僕らが信じている正しいとされる歴史は、その時代の人々が残した日記や記録から後世の学者たちが正しいと判…

戦争対立国間の対話について考えた 原民喜「夏の花」

こんにちは。マシマシでっす。 原民喜「夏の花」を読みました。 原子爆弾によって、人間が(身体的に)どう醜く変化するか、広島の建物の崩壊、人間が安定して生活するためのシステムが一瞬にして崩れ去るとどんな混乱が生まれるかが、とても具体的に記され…

中村文則「掏摸」 当事者として生きるには

この小説の木崎という人物がいる。彼は、視聴者がであり、作者だ。 木崎が、人生について語る描写がある。 この人生において最も正しい生き方は、苦痛と喜びを使い分けることだ。全ては、この世界から与えられる刺激に過ぎない。そしてこの刺激は、自分の中…

高石宏輔「あなたは、なぜ、つながれないのか ラポールと身体知」 コミュ障はうまく話せないからコミュ障なのではない。自分を顧みることを知らないからコミュ障なのだ

「自分の感情や感覚を自覚しながら、自分で発想して、試して、その成功、失敗に一喜一憂する中で、自分で考えるための感覚は育まれていく。そのことを実感したときに人は他人にアドバイスを求めずとも、自分で進めるようになっていく」 高石宏輔「あなたは、…

筒井功「忘れられた日本の村」 限界集落の中の遺産に目を向ける

「この小さな山間の天地にも一三〇〇年を超す歴史があり、その盛衰にはなかなか激しいものがある。どんなにささやかに見えても、これこそ歴史と呼ぶべきものではないだろうか」 継承者がなく途絶えた狂言の曲目の舞が伝統として伝わる村や、裏庭から水晶が掘…

斎藤孝「斎藤孝の速読塾」 話上手になるための速読術

「斎藤孝の速読塾」を読んだ。 この本は、速読術の説明の前に、読書の目的をしっかり解説することから始めている。 まず、読書は 他者理解(自分の主義主張だけにこだわることなく、他者の意見を受け入れようとすること)のためにある ↓ そのためには、多く…

円城塔「プロローグ」 創作に当たってのゴミに光を

創作は、その活動の時点で多くの「ゴミ」が重なるものだと私は思う。私が昔行っていた演劇であれば、何度も稽古を繰り返し、台本が変わり、最終的にお客さんに発表された作品まで何度も案を作っては捨てを繰り返した。このブログであれば、何度も書いては修…